格安SIMカードの月額料金が最安クラスを比較検証
スマホを使っていれば毎月やってくる、月額料金の請求。
docomo、au、ソフトバンク、次々に新しいプランが出ては来ますが、見直してもそんなに安くならないなぁ、なんて思っていませんか?
プランの見直しよりも手っ取り早く安くしよう、と思ったらやっぱり思い切って格安SIMにシフトしちゃうのが賢い手です。
「でもその格安SIMもいっぱいありすぎて、どれがどれだか・・・」というあなたのために、人気の格安SIMを5つほどピックアップして、そのサービスと月額料金を比較してみました。
今回比較検討していくのはケイ・オプティコムの「mineo(マイネオ)」、TSUTAYAのスマホTONE、格安スマホのUQモバイル、U-mobile、BIGLOBE SIMです。
まず、それぞれの会社とプランについてご説明していきます。
なお、料金についてはそれぞれデータ通信のみのプランもあるのですが、電話もできるし、メールもLINEも何でもできちゃうよ!な携帯電話として使うということで、データ通信プラス音声通話の分についてご紹介していきます!
mineo(マイネオ)(ケイ・オプティコム)
mineo(マイネオ)は、関西電力100%出資の会社であるケイ・オプティコムが提供している格安SIMです。
個人向けでは日本初となるMVNOのマルチモバイル対応で、docomoの回線を利用した「ドコモプラン(Dプラン)」とauの回線を使用した「auプラン(Aプラン)」、どちからを選ぶことができます。
◆やっぱり気になる!基本料金
Dプラン(docomo)データ通信プラス音声通話 500MB~10GB 1,400円~3,220円
Aプラン(au)データ通信プラス音声通話 500MB~10GB 1,310円~3,130円
この中には
・090番号基本料
・フリータンク
・パケットギフト
・パケットシェア
・メールアドレス
・SMS基本料金
・国際SMS基本料金
などが込み込みになっています。
通話は050IP電話を使う場合、電話アプリ「LaLa Call」の使用料、月額100円が必要となります。
通話料は携帯通話は8円/30秒、一般加入電話通話は8円/3分、LaLa Call同士は無料です。
090発信をする場合、国内通話は20円/30秒ですが、月額850円で5分以内の国内通話ならかけ放題の「5分かけ放題サービス」や、月額840円で無料通話が1,200円分つく「通話定額30」、月額1,680円で無料通話が2,400円分つく「通話定額60」等に加入できますので、これがお得です。
TSUTAYAのスマホTONE
TSUTAYAが提供している格安SIMです。
料金プラン、端末ともに1種類とごくごくシンプルです。
専用なので、購入する必要がありますが、端末自体は世代を問わず簡単に使えるように工夫がこらされています。
◆やっぱり気になる!基本料金
端末料金が別途必要ですが、プラン自体は1つ。
データ通信プラス音声通話 データ無制限 月額1,000円
この中には
・IP電話基本料
・メールアドレス
・アフターケア(電話・店頭でのサポート等)
などが込み込みになっています。
通話は050IP電話を使う場合、通話料は携帯通話は21円/1分、一般加入電話通話は13円/3分、TONE同士は無料です。
月額700円で、10分以内の国内通話がかけ放題となる「IP電話かけ放題オプション」がつけられます。
090発信をする場合、090オプションが月額953円必要となります。
通話料は18円/30秒です。
SMSを使用する場合は月額100円が別途必要となります。
格安スマホのUQモバイル
UQ WiMAXで有名なUQコミュニケーションズが提供している格安SIMです。
au回線を使用していて、通話もネットもコミコミで、自分に合った通話プランが選べると評判です。
◆やっぱり気になる!基本料金
SIMのみ購入で端末は手持ちのものを使う人向けプラン
データ通信プラス音声通話 3GB~無制限 1,680円~2,680円
端末・SIMセット購入する人向けのプラン
データ通信プラス音声通話 2GB~14GB 1,980円~4,980円
この中には
・090番号使用料
・SMS使用基本料
・デザリング機能使用料
が入っています。
セット購入の際のプランには選べる通話プランがあり、
・5分以内の通話かけ放題
またはプランによって
・無料通話60分~180分
がコミコミになっています。
通話は050IP電話はオリジナルのものがないので、別途契約する必要があります。
090発信をする場合、国内通話は20円/30秒となっています。
また、メールアドレスが必要な場合は、月200円が別途必要になります。
U-mobile
動画で有名なU-NEXTから独立し、格安SIMを提供しているのがU-mobileです。
業界初!のSoftbank携帯が使えるサービスになっています。
◆やっぱり気になる!基本料金
データ通信プラス音声通話 1GB~無制限 1,480円~2,980円
この中には
・090番号基本使用料
・SMS使用基本料
・国際電話サービス(要申込)
などが込み込みになっています。
通話は050IP電話を使う場合、月額500円で電話アプリ「U-CALL MAX」を使用しての3分以内の通話が1日50回まで無料で使えるようになります。
090発信をする場合、国内通話は20円/30秒です。
たくさんあるプランの中でも「U-mobile SUPER」をチョイスすると、10分以内の通話が月300回まで無料で使えて1,980円~と、通話をメインにしたい人にはお得。
BIGLOBE SIM
ネットを使っている人ならば一度は目にしたことがあるであろう老舗、ビッグローブが提供する格安SIMです。
docomoの回線を使用していて、ギガ数の幅が広いのがかなり特徴的です。
◆やっぱり気になる!基本料金
データ通信プラス音声通話 1GB~30GB 1,400円~7,480円
通話は050IP電話はオリジナルのものがないので、別途契約する必要があります。
090発信をする場合、通話料は電話アプリ「BIGLOBEでんわ」(使用料無料)を使用すれば、携帯も一般電話もは10円/30秒です。
さらにお得にしたい場合には、月額650円で60分通話無料の「通話パック60」、または同じく月額650円で3分以内の国内通話がかけ放題の「3分かけ放題」をオプションとしてつけるといいですね。
◆同じ条件で料金を比較してみたら、一番お得なのは・・・?
それぞれの会社に独自のプランがあり、目移りしてしまいそうですが、一番お得で一番便利なプランを見つけたいため、ここはシビアに比較してみたいと思います。
まず、手持ちの端末を使いたい場合には、購入が必須条件となっているTSUTAYAのスマホTONEは除外されますので、他の4社にて比較。
条件は
・090通話あり
・データ3GB
・SMSあり
とします。
料金比較一覧表
基本料金 | 必要オプション金額 | 月額 | 通話料 | |
1600 | 0 | 1600 | 20/30秒 | |
1680 | 0 | 1880 | 20/30秒 | |
1580 | 150(SMS) | 1730 | 20/30秒 | |
1600 | 0 | 1600 | 10/30秒 (BIGLOBEでんわ使用時) |
これだと基本料金はmineoやBIGLOBE SIMがお得なようです。
では次に端末料金込みで比較してみたいと思います。
データ通信料無制限が入ってくるので、今度は条件は
・端末は最安値のもの
・090通話あり
・データ10GB以上
・SMSあり
・選ぶプランはその条件を最低限満たした最安値のもの
とします。
料金比較一覧表
基本料金 | 端末料金 | 必要オプション金額 | 月額(分割払い端末代込み、24カ月縛り) | |
3220 (10GB) | 19800 | 0 | 4045 | |
1000 (無制限) | 29800 | 953円(090通話) | 3203 | |
4980 (14GB) | 100 | 0 | 4980 | |
2880 (25GB) | 15980 | 0 | 分割払い対応なし | |
3400 (12GB) | 19680 | 0 | 4220 |
◆結論・端末ありならBIGLOBE SIM、端末なしならスマホTONEが安かった!
パターンの違う2つの条件に基づいて料金を比較してみました。
手元に端末があって、乗り換えを希望している一般ユーザーであれば、無料の「BIGLOBEでんわ」があれば通話料が半額になるBIGLOBE SIMが一番お得に使えるようです。
そして端末も購入、毎月ガンガンデータ量を使いたいというヘビーユーザーには、無制限なのに料金が安いスマホTONEがベスト、という結果が出ました。
もちろんこれ以外にもたくさんのプランがありますし、どこの会社も魅力的なオプションプランが満載です。
もうちょっとここが知りたい、という場合には、キャンペーンなどのお得情報も含め、各社HPをチェックしてみてください。
このコラムが気に入ったら
ぜひ「いいね!」をお願いします♪
みんなに役立つ情報をお届けします。